この記事を書いた人: Nash
日本と北米でソフトウェアエンジニアをやりながら副業をしてきました。 現在の仕事は、技術面接官としてエンジニア副業を希望する候補者に技術面接をしています。
この記事を書いた人: Nash
日本と北米でソフトウェアエンジニアをやりながら副業をしてきました。 現在の仕事は、技術面接官としてエンジニア副業を希望する候補者に技術面接をしています。
この記事で紹介する 「エンジニア向けの副業種類の紹介」 を読むと、
「副業ごとの比較、メリット・デメリットが理解できた上で、どういった観点で副業を選べばいいのか」を知ることができるようになります。
結論、エンジニアにおすすめしている副業としては フロービジネスなら「開発」「技術顧問」 で、 ストックビジネスなら「無形資産特化の技術ブログ」「個人開発」 です。
特に、最初のはじめる副業としては 「開発」はローリスクでハイリターンで、 「無形資産特化の技術ブログ」はローリスクでミドルリターンなので、これらをおすすめしています。
エンジニアに向いている副業のリストは下記の通りです。
では、私がどういう基準でエンジニア向けの副業を決めていて、 その中でもなぜ開発と技術ブログをおすすめしているのか? また、フロービジネスやストックビジネスとは何か、それぞれの副業のメリット・デメリットは何か、などを説明していきます。
まずは、そもそもエンジニアの副業選びについての考え方から紹介していきます。
まず、副業を選ぶ前に下記の概念について紹介させてください。
それぞれについて、説明していきます。
資産には「有形資産」と「無形資産」の2つに分けることができます。
「有形資産」は現金など目にみえる直接的なモノで、「無形資産」はスキル・キャリアなど間接的なモノです。 副業において大事なのは、下記の点です。
詳細はこちらで紹介しています。 一般的な知識だけでなく、エンジニアの場合における有形資産と無形資産の考え方などを踏まえて解説しています。
おすすめの副業の種類として、 まずは フロービジネスで副業を始めること をおすすめしており、 特にストックビジネスは稼ぐのが難しいので副業や事業に慣れてから考えはじめても良いかと思います。
ビジネスには「ストックビジネス」と「フロービジネス」の2つの種類があり、 一言でいうと下記のような違いがあります。
正社員しか経験がないと、フロービジネスしか知らず、特にフローとストックのビジネスの違いを知らないかもしれません。 ですが、副業をするときはこの違いはかなり大事なので、こちら詳細を解説しているので理解してから進むといいかと思います。
副業の契約形態としてのおすすめは、準委任契約 か 顧問契約です。
まず、副業では下記の3つの契約種類のどれかになるかと思います。
請負契約は、期日までに成果物の納品をしないといけないため、時間と品質に対して責任が強い契約となります。 副業では、稼動できる時間は少ない上に本業が忙しくなると時間の確保がさらに難しくなるため、こういったハイリスクな契約は避けるべきです。 その点、準委任・顧問契約のように稼働した時間に対して報酬が発生する契約をおすすめしています。
詳細はこちらで紹介しています。
現在の市場では、エンジニアの単価は高い傾向です。
理由としては、エンジニアの供給が足りていないことがあります。 また、エンジニアの仕事であるシステム開発によって会社は高い利益を出せるため、エンジニアへ支払う単価も高くなります。
ここで考えておきたいのは、「高い単価のエンジニアの仕事」を基準にして副業は比較して選ぶことです。 例えば、下記のような副業は開発の仕事よりも単価が低いです。 その上、無形資産としてスキルやキャリアもエンジニアの開発の仕事よりもあまり得られないです。 そのため、おすすめしていません。
ここでは、エンジニア向けの副業の中でフロービジネスを紹介していきます。
「単価 x 必要スキル」 の観点でマッピングしてみました。 注意書きなのですが、 例えば、「講師」の仕事でも「地元のパソコン教室」なのか「大企業の研修講師」なのかで単価感は全く違います。 そのため、このマッピングはあくまで参考程度にしてください。
では、ここから1つずつみていきます。
エンジニアとして、アプリケーション開発などを行う副業です。具体的には、下記のようなものです。
「現役エンジニアがはじめての副業」という場合は、まずは開発の副業から始めるのがおすすめです。 というのも、数ある副業の中でもローリスクなのにミドル〜ハイリターンだからです。他にも、下記のような特徴があります。
エンジニアとして、技術的なアドバイスを行う副業です。 広義のITコンサルと考えるとわかりやすいかと思います。
具体的には下記のような仕事です。
この副業の特徴としては、下記の通りです。
技術顧問は副業と相性がいい一方で、探したり継続するのが難しい仕事です。 特に一般的なエンジニアとしては、いきなり技術顧問を探すのはスキルの観点で難しいです。 そのため、まずは開発の副業から初めて、成果を出した後に技術顧問に契約形態を変えていく戦略を目指すのが現実的かと思います。
ITエンジニアの講師として、プログラミンなどのITスキルを教える副業です。具体的には下記のような仕事になります。
特徴としては、下記のような点があります。
スクール講師が得られる資産としては下記のような点です。
副業としてのプログラミング講師を考えていきます。 まずは、開発の副業と比較すると得られる資産(単価、スキル、キャリア)はやや少なめです。 ですが、講師の特徴としては、開発とは違う資産を構築できる点があります。
キャリアの観点だと、本業のエンジニアをしていても講師をする機会は少ないため、講師をしておくと将来的にキャリアの幅が広がります。 特に、ステップアップとしては、独立したり、単価が高いtoB向けの研修講師などの選択肢もあり得ます。
他の観点だと、講師は一般的に権威性が高く、また生徒から感謝される仕事です。 「お金をもらって感謝される仕事」というものは数が少なく、幸福度が高いものと言えるかと言えます。
エンジニア向けのメンターとしてプログラミングを教える副業です。
先に結論なのですが、メンターはおすすめしていないです。 理由としては、高コスト+ミドルリスクなのにローリターンだからです。 具体的には、マネタイズができるまでの手間が多く、SNSで誹謗中傷されるリスクも他よりも高く、それなのに単価が低いフロービジネスという点です。 ここからは、メンターの紹介をしていきます。
仕事内容としては、スクール講師に近く下記のような内容です。
特徴としては、下記のような点かと思います。
副業として
トップのメンターがどれくらい稼いでいるのかなど、調べてあるので気になる人はどうぞ。
UI/UXデザインを行う副業です。具体的には下記のような内容です。
特徴として、下記の通りです。
個人的な考えとして、下記のような観点でこの副業は見ています。
技術系のライターとして、技術記事を書く副業です。
先に結論なのですが、あまりおすすめしていないです。
理由として、一般的なエンジニアの開発をする副業よりも全体的に得られるものが少ないからです。それなら開発の副業をやるほうが良いかと思います。
エンジニアライターの特徴として、下記通りです。
1点だけ優位な点としては「ライティングのスキルが上がる」という点があります。 ただ、重要度としてはそこまで極端に高いわけではないため、メリットとしては薄いかと思います。
ここでは、エンジニア向けの副業の中でストックビジネスを紹介していきます。
「難易度」の観点でマッピングしてみました。 注意書きなのですが、 例えば、ストックビジネスの中の1つの「個人開発」でも「ポートフォリオを作る」ことがゴールなら難易度は低くなります。 つまり、ゴールをどこにおくかで変わってくるので、このマッピングはあくまで参考程度にしてください。
では、ここから1つずつみていきます。
技術についての記事を書いて、ポートフォリオを充実する活動です。
もし「ストックビジネスを初めてみたい」というエンジニアがいるなら 「マネタイズは狙わない無形資産用の技術ブログ」を運営するのが個人的におすすめしています。
理由としては、無形資産のための技術ブログなら他の難易度が高いストックビジネスよりもはるかに簡単な上、 失敗要素がほぼなく本業のエンジニアのキャリアをプーストさせることができるからです。
この後に紹介するストックビジネスの1つである「文字コンテンツ」の1つなのですが、 技術ブログだけは特別な位置づけで紹介しつつおすすめしています。
技術ブログの運営として、下記の選択肢があるかと思います。
はじめてなら「Zenn」がおすすめで、ブログ構築したかったりカスタマイズをしたければ「自前ブログ」で運営するのがいいかと思います。 特に、今回の目的が無形資産を作ることですが、ブログ構築よりも最初は「技術記事」を資産として作ることをおすすめします。
自前のブログを構築するのも楽しいのですが、慣れていないと思っているよりも時間がかかります。 私も初めて技術ブログを自前で作った時も「記事を書きたいはずなのに、ブログ作りが終わらない」という状態が最初のうちは長く続いていました。 正直、いま自分がやり直すなら最初はZennでやります。特に、Zenn の場合はアフィリエイトは貼れないですが、Bookにして記事を販売することもできるため、 あとあと教材コンテンツ化を目指すこともできます。
文字コンテンツを使ってビジネスをする副業になります。 例えば当メディアもこのカテゴリになります。
例として下記のようなものになります。
特徴としては、下記の通りです。
動画コンテンツを使ってビジネスをする副業になります。
基本的に、YouTube が投稿先のプラットフォームになり、 エンジニアとしては、下記のような内容を発信する形です。
コンテンツの方向性にもよりますが、エンジニアの副業の動画コンテンツの特徴としては下記のような点があります。
副業として考えると、YouTubeで収益化をするのはハードルがかなり高いです。 実際、YouTubeを本業としている人でもコミットする時間はかなりかかっている上に、 それでもマネタイズできていない人も多いのが実態です。 そのため、副業として考えるのはあまりおすすめはしていません。
教材を作成して、それを販売する副業です。 スキル・知識・経験を教材という形に落とし込み、その教材を販売する副業です。
他のストックビジネスとの違いとしては下記の通りです。
メディアの形態としては、大きく文字か動画の2通りがあるかと思います。 また、アウトプット先としては下記のようなプラットフォームや手段があります。
個人で開発したアプリケーションでビジネスをする副業です。
特徴として下記のような点があります。
副業として考えると、平日の夜や土日に開発をすることになりますがコードを書くのは楽しいので比較的継続はしやすい部類かと思います。 ただ、ビジネスとして考えるとマネタイズができるまでサービスを作るのは、かなり難易度が高いため「当たればいいな」くらいの気持ちで始めるのはいいかと思っています。
エンジニアとしては「個人開発でビジネスをする」という経験は非常に価値が高いです。 これは、本業のキャリアとしてもスキルが伸びるのと、転職時にもポートフォリオとして使えるからです。 また、成功すれば大きく伸びる事業である一方で、失敗しても失うものは限りなく少ないです。 外注してお金を払っていたら失敗時のリスクは高いですが、 エンジニアが自分で起業する場合は自分の労働力をそのまま使えばいいので、 損失は時間だけになります。しかも、経験を通して技術力が上がり個人開発のノウハウも溜まるため損失とは言えないとも言えます。
エンジニア向けの副業の紹介をしてきました。
ひとえに「副業」と言っても、その中身は多岐にわたります。 ストックかフローかによってマネタイズも変わってくることや、仕事内容によって得られる資産の種類も大きさも異なるという点などがわかったかと思います。
この記事をきっかけにエンジニアの副業を初めてくれる人がいれば幸いです。